鬼ヶ島からの天竺

おそらく、かなり雑記になる。(躊躇はしていない)

昨日は外出があり、部下Aと二人で外出をした。向かうのは西新宿の会社さんだけれど、A(くん|さん)は、事前にポストイットに電車の乗り継ぎ時刻を書いて持ってくる念の入れよう。で、向かいの席で一生懸命仕事をしている。(僕は周りと駄弁っている)やがて、指定された時間の10分くらい前になり、「そろそろではないの？」と促すと、「そうでした！すいません！！」いえ、別に困ってないよ。

で、駅に着くと、乗りたい電車がPFに入ってきたところ。ちょっと急ぎ足で改札通ると、聞き覚えのある、改札で鳴らしちゃいけない機械音がして、振り返るともちろん券売機に走っている。しょうがないよね、VIEWの審査通らないと、オートチャージのカード持てないからね。で、何か言おうとする所に、「次の電車でも間に合うでしょ、大丈夫」

丸ノ内線の西新宿について、案内板に走るの見て「あー大丈夫、とりあえず地上行こう」(僕は西新宿は長いので、目的地が新宿警察署の青梅街道挟んで向かいの、ちょっと奥のSEGの分校の裏あたりだと分かっている。)

で、てくてく歩いて行くと、「こっちです！」って道を曲がるので、(こっちじゃないと思うけどな〜)と思いながらついて行くと、「すいませんこっちでした！」

で、目的のビルの周辺の入り込み具合は僕が思っていたよりも手強く、さらに二人で迷った。やっとビルのエントランスについて(もうこれ鬼ヶ島くらい遠くね)とか思っていると、「7階です！」で、EV探すと7階行きそうなのがない。あれあれ？ってなって、受付の人に聞くと、「7階はレジデンスです。あーXX社さんは17階ですね。」なるほど、鬼ヶ島ではなく天竺でした。

で、やっとついた天竺で、待っていた釈迦如来と打ち合わせをさせて頂き、これは大変有意義でした。

さて帰り道、下りのEVで孫悟空が「今日は一日中ポンコツで、本当にすいません。。。」と、もう消え入りそうになっている。三蔵法師としては本当になんとも思っておらず(むしろ楽しんでいたので)さてどういう言葉をかけたものか、と思って、出てきた言葉が「そうだ、今日はもう帰っていいよ。でも良かったらひまわりを見に行こう」

なんの因果かというと、まあいわゆる「SJNKひまわり生命」というのがあり、もともと孫悟空はそこにアサインされる予定だったが、紆余曲折を経て僕の部下になっている。で、なんで「ひまわり生命」なのかという話になり、それは彼ら(損保ジャパンさん)が、現状日本にある唯一の、ゴッホの"ひまわり"を持っているからだ(公式にはアナウンスされていないが、僕は確信している)という話をした所、えらく刺さっていたというのが先週の話。

で、東郷青児美術館に入り、入り口は展望台になっている。孫悟空はガラス張りのウィンドウを見て、ビビるぐらいはしゃぐ。で写真をめっちゃ撮って、インスタに上げるというので、「(孫悟空よ、今日は曇っています。おのぼりさんっぽくてダサいのでやめなさい)」と思ったが飲み込み、控えめに「あれが弊社のビル(虎ノ門ヒルズ)だよ」というと、さらにはしゃぐ。

で、それを見て、まあ僕の行動はおそらくマネジメント観点としては0点ですが、この数時間で選択したことと、今見ているその結果には大変満足なので、まあしょうがないというか、中途半端にしっかりやるよりはこれでいいのかなとか、会社から言わせたらおいおいって感じの事を考えていて、まあ余計に社会人として拗らせたというまあそんな話でした。

ちなみに、東郷青児美術館ではカール・ラーション展をやっていて、思いのほか良かった。ラーションの絵を絵付けした皿を作ってる、ロールストランドというメーカーの皿があり、それらの製品がノーベル賞の晩餐会で使われていることは知ってはいたものの、実物を見るとやっぱり、ははーというか、へへーみたいな気持ちになる。

最後は、せっかく新宿に来たのでベルクに行き(気に入っていた。良かった)、上司の愚痴を言い(注：聞いたのではない)、定時に解散。有意義でした。