総括めいたもの
ひとことで言えば(いや、言えるわけがないんだが)
価値観が再構成された1年だった
変化の様子を生々しく観察できたので、人間という動物に対する理解が深まったという、ただ一点においては良かったかもしれない。代償として、やや壊れてきているが
何が理解できたかと言うと、“関係”とはアライアンスなのだ
この本に書いてあることは、概ね正しい
そして人と人においてもそうなんだと思う
持論として、giveとtakeの間を長く捉えた方が人生は豊かになると思っているんだけど、それは人に押し付けるものではないと言うことを思い知らされた
giverしかいないエコシステムこそが持続可能であり、得られないのであれば与える量が足りないのだ、みたいな考えは美しいけど、それは価値観と呼ぶにはあまりも儚く、人生を建てる基礎たり得ないのだ、ろう
だからこういうのは、さりげなく思っておくことなのだ(ただしギンギラギンに!)
さて一方で、アライアンスの前提として、自身の提供価値には敏感である必要がある
企業のCXみたいなものを考えたときに、いわゆる、顧客のニーズを掘り起こして、連続的な体験の全体を良くしようみたいな、カスタマージャーニー的な考え方があるわけですが、かなり疑義があり
要は、そんなに長い体験に、価値提供なんて出来ないと思っている
なので、むしろ連続性は諦めて、一瞬一瞬で出せる価値をその場で考えて提供する方にリソース投下すべきではないか?
対人関係においても最近はこの考えを適応しつつあり、瞬間的なおもてなしを一生懸命やろうとしている
僕が、「やっていく」と言っているのはこれで、そのために必要な、引かれるべきレバーが「気持ちになる」ことなんです
つらいことばかり思い出す1年でしたが、なんとか消化することができ、まだ僕は人間という形を保っています(むしろ仕事は捗ったなぁ、能力的にも、アウトプットとしても)
来年からも気持ちでやっていきますので、ひとつよろしくお願いします